ベルリナ農園 ナランハル ゲイシャ <パナマ> 【Panama Berlina Naranjal GEISHA 】

■人を守っていくコーヒー生産■
地域社会や共に働く人々、そして将来コーヒー生産に従事する子供たちの世代。プリニオ・ルイス氏の最も大切にしているポリシーは、こうした人々を大切にするという事に尽きます。
現在4世代目となるルイス氏のように、コーヒー生産に従事する多くの生産者が、先代・先々代からバトンを受け取り、約100年の歴史の中で多くの自然災害や経済危機を乗り越え、地域社会を維持・成長させてきました。そうした中で、コミュニティやコーヒーに従事する多くの人々が、次世代へどのようにコーヒー文化を繋いでいくか。そして1人1人の生活を守り、繋がっていく事ができるか。ルイス氏はこうしたコーヒー生産においてとても根本的で、永続的な課題に挑戦する生産者の1人です。
ルイス氏は、スペシャルティコーヒーのコンセプトによって、高品質なコーヒーの生産と技術の向上、そしてこれらの知識を得るための教育的支援、次世代へ繋ぐ持続的な農園の維持保全の3点を軸に、文化と人々を守るコーヒーの生産を目指しています。

■サスティナブルの本質■
ベルリナ農園やルイス農園では、持続的なコーヒー生産への1つの回答として、伝統的なコーヒー生産を続け、ボケテの自然環境が求めるままに、生態系の豊かさを保護する選択をしました。そして、そうした環境で高品質なコーヒーを生産する技術に専念しました。シェードツリーといくつかのコーヒーの木とが1つのペアとなるようにする事で、作付面積は限られますが、渡り鳥や野鳥、昆虫の生態系を維持されます。これによって、土中の微生物の活性化、腐葉土による土壌の維持保全が自然環境の中で循環され、結果的に人為的な肥料が大幅に削減されています。また、こうした生物の多様性は、各区画での微気候や特色を色濃く反映し、彼らが生産するコーヒーの風味の多様性にも寄与するようになりました。

■ゲイシャ品種との出会い、そして今■
パナマにおけるゲイシャ種の発見は2004年に遡ります。翌年、エスメラルダ農園のプライス・ピーターソン氏から生産技術を頼りにプリニオ・ルイス氏の手にゲイシャの種が渡りました。早速、実験的にゲイシャの栽培を開始しますが、デリケートすぎるこの品種の生産は一筋縄にはいかず、本格的なプランテーションができる準備が整ったのは2008年。そして、2010年にようやく5ポンド(2kg強)のゲイシャを収穫する事ができました。初収穫のゲイシャは、プリニオ氏の想像を超える素晴らしいカップで、4年間の苦労が喜びに変わった瞬間となったそうです。現在は、4つのゲイシャ区画を持ち、今回のNaranjalとともにベルリナのゲイシャは世界中のバイヤーが注目するまでに成長しました。ゲイシャの持つ素晴らしい風味は、コーヒー生産を次世代へとつなぐ、大きな希望となり、コーヒー生産を持続する上でとても大きな役割を担っています。


農園名: ベルリナ農園
農園主: プリニオ・ルイス
エリア: チリキ県ボケテ、 オルケタ
品 種: ゲイシャ
プロセス: フリー ウォッシュト
標 高: 1,500〜1,700m
カップ:アールグレイ、グレープフルーツ、ライチ、シュガーケイン、ブライトアシディティ、シロッピーマウスフィール、ロングアフターテイスト

※数量限定入荷のため、無くなり次第終了となります。

(生豆240gを受注後焙煎し、焼き上がり約200gを1袋としての販売です。)
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